ホンダCL500の評判と真価!CL250との違いや高速走破性を検証
レトロとモダンが融合したスクランブラースタイルで独自のポジションを築くホンダCL500。250ccクラスで圧倒的なセールスを記録する兄弟車「CL250」の影に隠れがちですが、大型二輪免許を要するミドルクラスならではのトルク感と長距離適性を備えた隠れた名車として、ライダーからの熱い視線を集めています。
「250ccモデルと具体的に何が違うのか」「シート高790mmの足つきや高速道路での実力はどうなのか」といった疑問を持つライダーに向けて、実走インプレッションやオーナーのリアルな口コミ、新車・中古相場まで徹底的に分析します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:471cc並列2気筒エンジンがもたらす余裕あるトルクにより、合流加速や高速巡航の快適性はCL250と圧倒的な差が存在する。
- 要点2:シート高は790mmと数値上は標準的だが、ステップ位置の張り出しに特徴があるため体格に応じた足つきの確認やローダウン対策が鍵を握る。
- 要点3:「不人気」という噂は250ccの販売台数が突出しすぎていることによる錯覚であり、大人のツーリングバイクとして中古・新車ともに非常に高い満足度を獲得している。
【CL500とCL250の違い】エンジン出力・車重・乗り味の決定打を比較
購入検討者が真っ先に悩むのが「CL250とCL500のどちらを選ぶべきか」という点です。両車はフレームの基本骨格や外観デザインの多くを共有していますが、心臓部であるエンジンのキャラクターが走りの質感を大きく隔てています。
CL250が単気筒エンジン(最高出力24PS / 23Nm、車両重量約172kg)を搭載し、街中を軽快に回して楽しむストリートコミューター寄りであるのに対し、CL500は水冷並列2気筒471ccエンジン(最高出力46PS / 43Nm、車両重量約192kg)を搭載。車両重量差は約20kgありますが、発生トルクはほぼ2倍に達します。
低回転域から湧き出る豊かなトルクのおかげで、頻繁なシフトチェンジを強いられず、スロットルを開けるだけでスルスルと車体が前に出る粘り強さがCL500最大の魅力です。単気筒特有の高回転時のビリビリとした振動が少なく、長距離を走るほどに疲労度の差が歴然となります。
【足つきと乗り心地】シート高790mmのリアルな体感とローダウン対策
CL500のシート高は790mmに設定されています。オフロードテイストを持つCL500 スクランブラーとしては比較的低めの数値であり、シート前方部がスリムに絞り込まれているため、身長170cm前後のライダーであれば両足の指の付け根がしっかりと接地します。
ただし、試乗インプレッションで多くのテスターが指摘するのが「ステップ位置と足の干渉」です。停車時に自然に足を下ろす位置にちょうどステップバーが配置されているため、足をステップの手前か外側に避けて着く必要があり、体感的な足つき性は数値よりもやや高めに感じられるケースがあります。
小柄なライダーや足つきに不安がある場合は、アフターパーツメーカー各社から発売されているローダウンキット(約20〜30mmダウン)の導入や、シート内部のウレタン加工(アンコ抜き)を行うことで、立ちゴケの不安を大幅に軽減できます。フロント150mm・リア145mmのストローク量を誇るサスペンションは路面の凹凸をしなやかにいなし、長時間のライディングでも腰やお尻への負担を最小限に抑えてくれます。
【高速道路レビュー&最高速度】100km/h巡航の実力とツーリング快適性
CL500の真骨頂を味わえるのが高速道路レビューにおけるクルージング性能です。トップギアの6速・時速100km巡航時におけるエンジン回転数は約4,500〜5,000rpm前後。レッドゾーンに対して十分なマージンを残しており、追い越し車線への合流や登坂車線でもシフトダウンなしに力強く加速します。
最高速度の実力としてはメーター読みで時速160km以上に到達するポテンシャルを秘めていますが、アップライトなライディングポジションとウインドスクリーンのないネイキッド形状ゆえ、快適に巡航できるスイートスポットは時速80〜110kmのレンジです。
120km/h制限区間を連続走行する際は走行風との戦いになるため、長距離ツーリングを主目的とするなら、純正アクセサリーや社外製のメーターバイザー、ショートスクリーンを装着することで首や胸元への風圧が劇的に緩和されます。
【燃費と維持費】レギュラー仕様の実燃費と新車・中古価格相場
ミドルクラスでありながら経済性に優れている点もCL500のストロングポイントです。燃料は経済的なレギュラーガソリン指定となっており、WMTCモード値は27.9km/Lをマークしています。
実際の街乗りやワインディング、高速道路を混交させた実燃費データは25〜29km/L前後を安定して記録。信号の少ない郊外路では30km/Lを超えるケースも珍しくありません。燃料タンク容量は12Lのため、1回の満タン給油で約300km以上の航続距離を確保できます。
価格面においては、新車価格が86万9,000円(税込)と、昨今の400〜500ccクラスの輸入車や他社モデルと比較してもコストパフォーマンスが際立ちます。中古車市場では走行距離の少ない極上車が65万〜78万円前後で流通しており、手頃な予算で本格的な2気筒スクランブラーを手に入れたい層にとって絶好のターゲットとなっています。
【不人気の噂の真相】なぜ評価が分かれる?ネットの評判とオーナーの本音
ネット検索で散見される「CL500 不人気」というワード。その真相を追跡すると、車両自体の欠陥ではなく、日本の免許制度と市場構成が生み出した「比較のギャップ」であることが判明します。
車検がなく普通自動二輪免許で乗れるCL250が記録的なメガヒットとなったため、大型免許が必要で車検費用が発生するCL500の販売台数が相対的に少なく見えてしまうのが実情です。また、大型免許保有者の多くが「どうせ乗るなら700cc以上やリッターバイクを」と考える傾向も影響しています。
しかし、実際に所有するオーナーからの評判・満足度は極めて高い水準を維持しています。SNSやオーナーコミュニティでは以下のような声が多く寄せられています。
- 「重すぎずパワーがありすぎない、日本の峠や下道に一番ちょうどいい排気量」
- 「レブル500譲りの高耐久エンジンで故障の不安が全くない」
- 「見せかけだけのオフ車ではなく、未舗装路のフラットダートも気兼ねなく入っていける」
過剰な電子制御や重厚長大さに疲れたベテランライダーや、気負わず普段着で乗れる大型バイクを探している層から「玄人好みのベストバランス」として熱烈な支持を集めています。
【2026年最新モデル&カスタム】スタイルを格上げする注目パーツ
2026年モデルのCL500は、環境規制への最適化を進めつつ、タフさを強調した洗練のカラーラインナップを展開。クラシカルでありながら都会の街並みにも溶け込むデザインが磨かれています。
さらに、CL500 カスタムパーツの充実ぶりも見逃せません。ホンダ純正のアクティブスタイルパッケージに採用されているヘッドライトカウルやアップフェンダーをはじめ、各社から多彩なアイテムが展開されています。
- マフラー&ヒートガード:スクランブラーの象徴であるアップマフラーをさらにワイルドに演出するスリップオンマフラー。
- サドルバッグ&キャリア:キャンプツーリングに対応するワンタッチ着脱式サイドバッグと堅牢なリアキャリア。
- ラリーステップ&ワイドハンドル:悪路でのホールド性を高め、スタンディングポジションを安定させる本格ダート志向パーツ。
自分好みのテイストに合わせたカスタムの幅広さも、所有満足度を押し上げる大きな要因です。
【ホンダ CL500】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:大型自動二輪免許を取得したばかりの初心者でも安心して乗れますか?
A1:非常に扱いやすく、初心者に最適です。スロットルレスポンスが極めてマイルドで、急激なパワーの立ち上がりに怯える心配がありません。アシスト&スリッパークラッチの採用によりクラッチレバーの操作も驚くほど軽く、長時間の街乗りでも左手が疲れにくい設計です。
Q2:CL250用のアフターパーツはCL500にもそのまま装着できますか?
A2:外装系(シート、ヘッドライトカウル、リアキャリア、タンクパッドなど)の多くは共通フレームのため流用可能です。ただし、マフラーやエキゾーストパイプ、エンジンガード、リアサスペンションなどはエンジン形状や車重設定が異なるため、必ず「CL500専用品」を選ぶ必要があります。
Q3:高速道路を利用したタンデム(2人乗り)走行は快適にこなせますか?
A3:471ccの並列2気筒が生み出すトルクのおかげで、大人2名乗車時でも発進や合流でパワー不足を感じることはありません。シート後部もフラットで座り心地は良好ですが、パッセンジャーの安心感を高めるためにリアグラブバーやバックレスト付きキャリアの追加装着をおすすめします。
まとめ:日常から冒険まで軽やかに駆け抜ける相棒
CL500は、数字上のスペック競争や過度なハイテク装備とは一線を画し、「扱い切れるパワーと走る楽しさの本質」を凝縮したモデルです。CL250の軽快さに2気筒エンジンの余裕と上質さをプラスした車体構成は、街中の通勤から週末のロングツーリング、未舗装路の散策まで、あらゆるシチュエーションでライダーの行動範囲を大きく広げてくれます。
大型バイクならではのゆとりと、250ccクラス並みの取り回しやすさを両立させたいライダーにとって、まさに2026年のモーターサイクルライフを豊かに彩る最良の選択肢と言えます。 (出典: cl 500(Yahoo!ニュース))